管理人
管理人ごあいさつ

はじめまして、またはお久しぶり、しろたかるいです。
冬のおまつり前に、うっかりはまってしまったソーマブリンガー。
一冊にまとまったので、Webでも発表することにいたしました。

※これ以降は、ソーマ本に掲載した「あとがき」を少々改変したご挨拶&作品紹介となります。

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……一体、いつの間にこんなことになったのか、自分を小一時間問い詰めたい。
ま、すべてはカデンツァ君の天然魅了のせいということで。

GBの頃から、ゲームのクリア後には、カセットを抜いてマジマジと見てしまいます。
この小さなケースのどこに、あれだけの内容・音楽が詰まっているのだろうと……。
パソコンの起動に5インチ数枚を要していた時代を知っている身には、感無量です(笑)。


【想いの欠片】
対決後の、エレオスの表情が切なかった。
他の三人とは違った経緯で変化したために、ウンブラス化した時の人格が、もしも、本人の奥底の願望を極端にしただけのものだとしたら。(地味な人も、実は派手な人に憧れてるとかそんな感じ?)
――カデンツァがファルズフなんかになったのは、教主庁とセクンダディが揉めてるせいだ、ムカッ、いっそ全部ぶっ壊しちまえ! みたいな。
……すいません、台無しだ……。

【涙に浮かぶ灯火】
BGM集に、カデンツァの曲と書かれていました。
全曲中で一番悲しい、切ない曲です。
(そんな人を私はプレイ記で……す、すいませんっ)
火薬使いの設定は、もちろん、ガンナスのアビリティの「トラップ」から。
カデンツァの「トラップ」は、実はゲーム内では拝見できませんでした。うっかりカンプスにしちゃったもんで。(お陰で、属性が暗殺とか毒とかデビルとかorz)
ファルズフになりたての、「昔ならぶん殴って」いた頃の隊長を書けて満足ですv

【そして物語は紡がれる】
クレモナから地上に転送してもらう時、エレオスは、償いの意味も含めて、「教主国に、一番近くて遠いところ」に送ってもらったようです。
ヴィオラに砂漠対策の服を渡されて、アデル砂漠に飛ばされるんだな、と思っていたら……
なんと砂棺の神殿奥に着いちゃった。
例のアレに追われて、さぁ大変。
あれ? 私はなんでこんなところに小ネタを書いてるんだ?

【諭の音 ―― 即興曲】
じじ馬鹿教主を書けて満足です(こら)。
副題の即興曲は、もちろんカデンツァ。
最後の最後まで、何をするか分からないのが「終始の即興」=カデンツァですから。
どこまで故意なのか、誰にも分からない周到さで、両組織をこっそり内側からひっかきまわしていくんじゃないでしょうか。(だんだん、小話と、小ネタのカデンツァの違いが微妙に…)

今回の小話は、できるだけ音楽を意識した構成にしてみました。
途中で大きく変調(時系列ジャンプ)させて、最後に元のフレーズ(時系)に戻り、とか。
キャラごとに、別の話で同じフレーズ(表現)を入れてみる、とか。
楽しかったです。
その代わり、その分、小話としては場面・視点転換が激しかったかもしれません。
すみません。

なお、今回の小話は、すべてBGM集の曲名からいただきました。ホントに素敵な曲ばかりです。機会がありましたら、ぜひ全曲集を!
MIDI版の「炎を駆けるラルゴブリッジ」、MIDIだとこんなに違った表現ができるのかと、ため息ものです。

素敵な作品を送り出してくださったスタッフさんと、教えてくれたRさんと、このページに遊びにきてくださった皆様すべてに感謝をこめて。


2008年12月 しろたかるい 拝


お品書き